防衛装備庁の発足が嫌でたまらない話。
なるべく楽しいことを発信していきたいし
自分の力ではどうにもならないと思われることを
うだうだと考えるのも嫌だなと思うんだけど
どうしても嫌なことがあるから書く。
防衛装備庁の発足について。
日本は本格的に武器の輸出をする国になりました。
それが嫌だ。
武器輸出がいかにビジネス的に美味しい話であろうとも。
武器輸出で儲ける国になったらあかんだろうと思うんですよね。
むしろ市場規模が大きいからこそ、
成長産業だからこそ、嫌だ。
軍需がなければ食いっぱぐれる人が増えてくるわけで。
それは戦争を肯定する理由になる。
しょうがないよね、の一つになる。
それが嫌だ。
数年前だけど、沖縄に行った時に反戦運動している人に会って、
こんなきれいごとみたいなことを本気で言って生活してる人がいるんだなと思った。
つまり私は、戦争はもちろん反対だけれども
「しょうがないこと」の一つであって、
戦争がこの世からなくなるとも思えないし、
戦争を仕事にしている人たちがたくさんいる一方で、
逆に反戦運動が仕事になる(=お金になる)ということはありえなくて、
まあ言いたいことは分かるし、共感するけれど、
反戦運動って悲壮感があって苦手なんだよね、
と思っていた。ことを自覚した。
沖縄でそんな人に会いに行くくらいだから、
表向きは平和志向の真面目な学生だったんだけど。
でもその人が放つ静かなエネルギーに圧倒されて、
本気では戦争がなくなると思っていない自分が恥ずかしくなったし
「戦争はいけない」という「結論」からスタートしていいんだなと思った。
戦争のメリット、デメリットをいろいろな角度から考えた結果、の結論じゃなくて、
「戦争はいけない」という「結論」から、思考を、議論を、スタートすべきだと思ってる。
日本が戦争をするとか、徴兵されるのが嫌だとか、そういう話じゃなくて、
世界のどこであっても「戦争はいけない」ってことだよ。
現実的にはどうであれ、国際社会の常識がどうであれ、
「戦争はいけない」。
だからと言って、国防について考えなくても良いはずはなく、
自国防衛のためにどの程度武装するのか、とか
やっぱり徴兵は必要なんじゃないか、とか
もっと自分ごととして考えるべきだとも思う。
でも。
武器輸出で給料をもらう人が増えたら、
「戦争はいけない」がますますきれいごとになってしまう。
そうは言ってもね、みたいな。
それが嫌だ。嫌すぎる。
浅はかな発言はしたくないと思って
いろいろ調べているうちにどんどん時間が過ぎてしまって、
でもそうだった、この件に関しては「結論」からスタートしようと決めたんだった、と思い出した。
私は「戦争はいけない」と思っていて、
武器の輸出は戦争を肯定することになると思うので、
防衛装備庁の発足及び防衛装備移転三原則が嫌です。
そんな話は一昨年からあったのにね。
すごく今更な意見表明で恥ずかしいけど。
最近どうしてもそわそわするので。