読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

おいちゃんの森。

おいちゃんの頭の中。

保育園・幼稚園に「壁」は必要か。

保育・教育 考えたこと

 

前の会社を辞めてから数ヶ月、保育園のアルバイトをしていました。

 

保育園には、いろんな子どもがいました。

活発に動き回る子、静かに遊ぶのが好きな子、ニコニコしてる子、無表情の子。

子どもを遊ぶのはとても楽しい。

 でも、私は保育園で働くことに大きなストレスを感じていました。

それはなぜか。

 

子どもを教室に入れておかなければならない

子どもの中には、どうしても教室に入りたくないという子もいました。

いやだいやだ、と逃げるのです。

 

先生の目を盗んで教室から逃げる子もいました。

追いかけられるのが楽しくてやっているんだと思いますが、

目の届かないところで怪我されたら大変ですし、(怪我に厳しい保育園でした)

親が迎えに来たときに、子どもがどこにいるか分からないと困ります。

 

とにかく、子どもを教室に入れておかなければならない。

教室の中で、仲良く遊んでもらわなければならない。

 

お友達と一緒に、お部屋の中で仲良く遊ぶ。

みんなそれが好きならいいのだけれど、実際はそうではない。

 いやだいやだという子どもを抱えて教室に連れ戻す。

子どもも嫌だろうけど、私だって嫌でした。

 

いっそ壁がなければいい

そんなわけで、どうしたらみんな楽しく遊べるかな、と考えていたら

いっそ壁がなければいいんじゃないか、と思うようになりました。

部屋があるから出たくなるのであれば、

部屋がなければいいんじゃないかと。

 

 我ながら大胆な考えだけど、本当にそう思いました。

そこで壁のない保育園・幼稚園はないものかと検索してみたところ、

割とたくさんあったのです。

 

野外でのびのび。自然保育。

壁どころか屋根もないパターンです。

北欧で生まれた保育の概念で、日本でも全国で多種多様な取り組みがなされています。

 

「森のようちえん」とは、自然が豊かな広々とした空間で、ゆっくりと時間を過ごし、自然のなかで子どもの自主性を大切にすることを軸にした保育のあり方である。(「まえがき」より)

 

壁の中にいるよりも、森の中にいた方が、精神的に落ち着く子どもが多いはず。

子どもを自然の中で育てたいという親のニーズも高く、

「森のようちえん」の概念は今後も広がっていきそうです。

 

建築の力で子どもを解放する。

logmi.jp

東京都立川市にある「ふじようちえん」。

このようちえんは、園舎に壁がありません。

中と外との境界も、教室の境界もありません。

園舎は円形になっていて、屋根の上を子どもたちが走り回っています。

 

たくさんの子どもたちを静かなところに置くと、とても緊張する子たちがいます。でもこの幼稚園では、彼らが緊張することは全然ありません。境界線がないからです。

園長さんは「もし、端っこのあたりにいる男の子が部屋にいたくなければ、放っておけばいい」と言いました。彼は最終的には戻ってきます。円になってますから。戻ってきちゃうんです(笑)。

 

部屋を出て行ってしまう子どもも、大人の力で連れ戻されずに済みます。

すごく楽しそうなので、動画をご覧になることをオススメします。

建築のパワーを感じるスピーチです。


Building towards the future | Takaharu Tezuka | TEDxKyoto

 

保育園・幼稚園に「壁」はいらない。

もちろん室内で楽しく遊べる子どももいます。

でも、どうしてもそれが苦手な子どももいる。

そんな子どもを教室に押し込めるのは、

子どもにとっても大人にとってもストレスの大きいことです。

 

教室にいられないというのは、

保育者の力量や親のしつけの問題ではないと思うのです。

押し込めるのではなく、むしろ解放することで

解決できる部分も大きいと思います。

 

おわりに

保育園に壁がいらないなんて考えたこともなかったけど

今はもう、動きたい盛りの子どもを壁に囲まれた環境で遊ばせることが

ナンセンスに思えてきます。

 

そう考えていたら、小学校のあり方にも疑問が芽生えてきました。

あれ、小学校にも壁いらなくない・・・?

 

続く。

 

おいちゃんの森は鬱蒼としています。

広告を非表示にする