おいちゃんの森。

おいちゃんの頭の中。

初めての合コン(6年前)を振り返って

大学1年生の冬。私は焦っていました。

小中高と男女共学だったのですが彼氏がいたことがなく、期待に胸膨らませて入った大学でも彼氏どころか好きな人もできない。

ティーンエイジャーをこのまま終えて良いのだろうか・・・?!と思っていたところに他学部の先輩との合コンに誘ってもらい、「大学生っぽい!」とそわそわしながら参加することに。

 

ところで「合コンのさしすせそ」をご存知でしょうか。

さ…さすが〜!

し…知らなかった!

す…すご〜い!

せ…センスいいね!

そ…そうなんだ!

を言っていれば男にモテるという合コンテクニックであります。

 

私も例にならって「え〜!」「そうなんですか!」「すご〜い!」を様々なトーンで言い続ける2時間を過ごし(相手が何しゃべってたかは覚えてない)、連絡先を交換し、デートに誘われて、デートをし、「休日は渋谷でナンパをしている」という話を(これは鮮明に覚えている)「え〜!」「そうなんですか!」と聞き流し、次のデートの約束をし、そのデートの2日前になって「交通費もったいないな・・・」と口に出して言うまでこの不毛さに気がつかなかったのだから焦りとは恐ろしいものです。(デートはキャンセルした)

 

この話はこれ以上何もないのですが、

なんでこの恥ずかしい過去を今更思い出したのかというと、最近この東大女子の記事を読んだからです。

toyokeizai.net

1年目、東大に複数あるテニスクラブのうち、いくつかは女子が入部するには男性メンバーに対してお弁当を作ることが条件となっていることを知って驚愕した。2年目には、男子の同級生が「日本でのモテ方」を指南してくれた。曰く「女性が独立していると、男性は、自分は必要ないと感じてしまう。モテたかったら自分の弱い面を見せなきゃ」。

 

「なんだこの東大男子は!腹立つな!」と憤慨していたのですが、大学生だった頃を振り返ると、自分も合コンで「男にモテるために無知なふりをして聞き役に徹する」という愚策を採用していたではないですか!

そういえば前は「女性は差別されている」系の話も「そんなキーキーしなくても・・・」と思っていた気がする。それこそ、「そんなこと言ってるとモテないよ。」と思っていた気がする。(自分もモテてないだろうが!という突っ込みは当時からしていたので許してください。)

 

今では考え方が変わったのは、「男だから、女だからという理由で行動が制限されたり、“あるべき姿”が押し付けられるのはおかしい」と話してくれた友達がいるからだと思う。

自分自身は嫌な思いをしたことがなかったから、そうやって言われなければ、自分がいわば“伝統的”な男女観を持っていることにも、それが他人への押し付けになっていることも気がつかなかったかもしれないなあ。

でも合コンの話でいうと、男性に対しては「話題を提供して盛り上げるのは男の仕事」という押し付けをしていたわけで、これまた理不尽な話だと思うのです。

 

男だろうと女だろうと、そのままの自分を認め合える関係が築けたらいいね!

記憶の彼方に埋葬していた合コン(とその後の展開)でしたが、意外と有意義な振り返り材料になったという話でした。

 

ちなみに合コンはこれ含めて2回しか行ったことがないのだけど、もう1回は他の女性陣がシビアな反応で無駄に気を使って疲れた挙句(何故か盛り上げなきゃ!と思ってしまった)、「いや〜おいちゃんみたいな子がいて助かったよ!お疲れ!」みたいな感じで何も進展がなかったので、合コンは嫌いです。

以上。