第二子出産レポ
落ち着いたら出産レポート書こうと思っていたらあっという間に一ヶ月経っていた・・・。
忘れないうちにささっと振り返ってみよう。
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陣痛待ちをすること数日、結局陣痛来ずで妊婦健診へ。
「今日か明日産まれると思う。てか明日あたり産みにくる?」と言われる。
えっ、そんな「家くる?」みたいな感じで「産みにくる?」って言われることあるんだ!と思う。
できれば予定日まで待ちたかったので(夫が仕事だったため)、自然な陣痛を待ってみますと伝える。
注)産みに行く=陣痛促進剤なるもので早く産まれるようにする
産院を出て、車に乗る。
あれ、なんかお腹痛い。お腹痛いなーこれ。
帰宅後もまだお腹痛い。どんどん痛くなってる気がする。
これは今日産まれるやつだ、と思い、家にあった食材で作り置きのおかずを作る(デキる主婦)。
今日はお風呂に入れないかもしれない、とシャワーを浴びる(経産婦の余裕)。
そこで産院に連絡。すぐ来てくださいとのことで陣痛タクシーを呼ぶ。
タクシーのおじちゃん到着。
気を紛らわせるためかたくさん話しかけてくれて和んだ・・・んだけど、まさかの事故渋滞に引っかかりヒヤヒヤ。。何が起こるかわからない。。
14時ごろ産院に到着。
着替えの後、先生が「いや〜やっぱり今日来たね〜」と言いながら診察してくれる。
「夜にならないうちに産まれた方がお互いのためだし、促進剤使いましょうかね」とのことで、結局誘発することに。。
点滴しながらお産するの嫌だったんだけどなー(前回腕痛いし管ジャマだしストレスだった)と思いつつ、夜になるのも嫌!(夫と子どもに会えない、費用高くなる)と同意。
そこでベテラン感ほとばしる助産師さん登場。
足首には貼るタイプのお灸?とレッグウォーマー、股にはあったかいおしぼり、腰にはでっかいカイロみたいなのを巻いて、全身ほかほかにされる。
「あんまり痛くなさそうね」ということで、立って足踏みやスクワットをすることに。
そう、お産は痛くないと進まないのだ。
「痛みはどう?」「今ひとつですねー」という会話をしながらスクワットを続ける。
ところで経産婦はいきなりお産が進んでしまうということがあるらしく、
「ちょっとでもお尻に力が入ったらすぐに言うこと」と言われていた。
なんども「お尻に力入った?」と確認されるのでかなり注意深くお尻に意識を向ける。
あ!今!今なんかお尻に違和感きた気がする!
「お尻きました!!」
「ほんと!?もう!?」
「下痢を我慢する感覚です!」
こんなこと大真面目に報告することも人生であんまりないだろう。
スクワットを辞め分娩台へ。
「うん、もうすぐ産まれるね」
まじ?!あんまり痛くないけど?!今回は楽だなー
と余裕ぶっていたら、パン!!と破水。
「うわあああああああああなんか出ましたあああああああ」
身体中がビリビリビリーーーーーーっとなって
この感覚ーーーーこの感覚忘れてたーーーーーーーと第一子の出産がフラッシュバック。
こんなに強烈な感覚なのに忘れちゃうもんだなあと、今回の出産はちゃんと書き留めることを決める。意外と冷静なところがある。
前回は「変身する!!変身する!!!」と頭の中で騒いだ記憶がある。
前回同様、持参したラベンダーのポプリが大活躍。においがあると呼吸に意識をむけやすい。
いい香り・・・・はあああああああいきみたいいいいいい(痛いっていうより「いきみたい」)・・・・はあ、はあ・・・いい香り(スーハースーハー)・・・
注)陣痛はずっと痛いわけじゃなくて、痛い時と痛くない時が交互にくる
いきみたいです!というと、まだダメ!と言われる。
「いきまなくても赤ちゃんって産まれるんだよ。そのほうが赤ちゃんもお母さんも楽」らしい。
このあたりで助産師さんがたくさん入ってくる。
「こんにちは〜!○○さんの知り合いですよね?」
「あっそうです〜」
「こんな時に初めましてですね!」
「ほんとですね、ふふっ・・・・・・はあああああああいきみたいですーーーーーーーーーー」
この産院に知人のママ友が勤めているという話は聞いていた。
けど今!今この会話しなくて良くない?!!(すごい面白かった)
ベテラン助産師さん「次、どーしてもいきみたかったらちょっといきんでもいいよ」
そんな言われ方したら意地でもいきみたくない!と謎の負けず嫌いを発揮。
ギリギリまで我慢して我慢して・・・たら先生登場。
「いやいや〜、随分早いじゃないの」(いちいち軽いんだこの先生は)
ずるーん
産院到着から2時間後、赤子誕生。
「立派な赤ちゃん!」「ぶっといへその緒だぜ!」と褒められる。
ここでお産は終わらない。
まさに満身創痍なのにお腹をベコベコ押されて胎盤を出す。
今回は裂けなかったけど股が裂けたor切った場合は股を縫う。
泣きっ面に蜂とはこのことである。
「胎盤大きいー!」と褒められる。
へその緒の太さと胎盤の大きさは第一子のときも褒められたポイントで(通常500gほどのところ900gあったらしい)、今後の人生で何の役にも立たないけどちょっと嬉しかったので書いておく。
私も赤ちゃんもいろいろ処置してもらって、ようやく抱っこ。
お疲れ様でした。ようこそ。
以上、第二子出産レポでした。
赤ちゃんかわいいです。
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こんな感じで私は出産が結構楽しかったのだけど、出産は命がけというのは本当で、世界トップクラスで妊産婦の死亡率が低い日本でも毎年50人くらいが亡くなってしまうということがあります。この先も心に留めておきたいなと思う事実の一つ。