おいちゃんの森。

おいちゃんの頭の中。

だからわたしには「ママ友」ができない

ママになって2年半が経つけれど「ママ友」というやつができない。

もともとは人好きだし、新しいお友達ができたらうれしいタイプのはずなのに

自分がママになったのを機に「ママ」との会話にとても臆病になってしまった。

 

当然だけど、「子育て」というキーワードをきっかけに知り合ってしまうと

妊娠・出産・育児というひじょう〜〜〜〜〜にプライベートなことが話題に登るじゃないですか。

 

妊娠出産あるあるとか子育てあるあるとか「わかる〜〜〜」と盛り上がれるのかと言うと、そういう時もあるけど、人それぞれすぎて、

そして地雷が多すぎる。

 

自然分娩で産みたかったのに帝王切開になったママさんにとっては出産体験トークが辛いかもしれないし

母乳で育てたかったのに母乳が出なかったというママさんにとっては母乳育児トークがつらいかもしれないし

専業主婦でいることに負い目を感じているママさんにとっては仕事と育児の両立トークがつらいかもしれないし

働いていることに負い目を感じているママさんにとっては一日中子どもと一緒なの大変トークがつらいかもしれないし

夜泣きやら離乳食やら何やらで悩んでいるママさんに「うちはこうしたらよかった」的なことを言ったら「もう散々やってるわ!!!クソバイスが!!!」と思うかもしれないし

 

いやもう気を遣うポイントが多すぎ。

ママという生き物デリケートすぎ。

 

実際にわたし自身が、こと子育てに関してはちょっとしたことで傷ついたり悩んだりしてしまうのだ。

誰かを傷つけないように気を遣うのも大変だし、誰かのちょっとした一言で傷ついちゃうのも大変。

 

子育て以外のことに関しては、自分と異なる価値観に出くわしても

「そういう考えもあるのね!メモメモ。」で無傷で済むんだけど、

 

子育てとなると、

「いや大丈夫、わたしはわたし 。スーハースーハー」と言い聞かせないと

わたしの育児はこれでよいのかと、すぐに不安になってしまう。

そして検索しまくる。

人それぞれなのは当たり前で、答えは目の前の子どもにあるのだということは、

頭ではわかっているのだけど。

 

わたしってこんな人だったかなあ?

 

これはホルモンのせいでもあり、

脳が変化したせいでもあり(女性の脳は妊娠・出産で物理的に変化するらしい)、

忙しいような暇なような楽しいようなしんどいような日々に翻弄されているせいでもあり、

そして自分史上一番、一生懸命なんだろうなと思う。

 

なんというか、心を砕いている。

こんなに心を砕いて取り組んだことって今までなかったよ。

 

 

母は強しと言うけれど、母になったら弱みができた。

今のわたしは「子どもがかわいそう」の一言で殺せる。

 

そんな訳で「ママ友」ができない(児童館やママの集まりで出会うママと親密な関係にならない)。

「友だち」と子育ての話をするのは楽しい。

関係性って大事だな。

 

おわり。