おいちゃんの森。

おいちゃんの頭の中。

あけみの怖い話

グループホームシリーズ。

あけみ(前回記事参照)は認知症で、 その症状のひとつとして、実際にはないものが見えたりする。 (「幻視」という)

なんかちょっとした陰影とか色味のコントラストとかそういうものが、 人や動物の形に見えたり(しているんだろうという憶測)、 本当になんもない(ように私には見える)所に何かが見えてたりする。

本人にはリアルに見えているらしく、 介助者は無下に相手の言ってることを否定せず、 相手が見えているということを受け入れつつ、 不安を抱かせないように声かけをするのが良いって本で読んだ。

例) 熊がいる…! ×そんなのいないよ!何言ってるの! ⚪︎あの熊はこっちに来ないから大丈夫ですよ。

今日も、誰もいないソファに 「女の人が横になってるなあ」 っておっしゃっていたので

これは本で読んだあれや!幻視や!

と思って

「この前ホームのお祓いしてもらったから(事実)、悪い霊はいないですよ」

って答えたら

「ほうだなあ。おめさんにも2人ばか憑いてたけど、帰ったみたいだなあ。」

って返されたので

「なに言ってるんですかやめてください」

って言いました。

まだまだ修行が足りないです。 がんばります。

ちなみに男と女が一人づつで、 女の方は川で亡くなった人だそうです! 幻視にしては設定が細かすぎます!爆

(写真は諏訪大社近くで見つけた石像。怖い。)



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